大事なポケカをどうやって保管するか。
それは高額カードコレクターのみならず、ポケモンカードを扱っているユーザーであれば誰もが通る道だろう。
一昔前であればトレカの保管といえば、カードバインダー(コレクションファイル)が主流だった。
今も使い続けている人は多く、大量のカードをノートのように一冊にまとめられる利便性は捨てがたい。
だが、その中でも特にお気に入りのカードであったり、何度もカードの絵柄をふとした瞬間に見たくなるのであればカードバインダーは不向きである。
いちいち何ページもめくらなくては目的のカードのたどり着けないし、ページをめくる時にお気に入りのカードを傷付けてしまう可能性だってある。
更には、湿気対策もままならない。
お気に入りのポケカが湿気で折れ曲がることだけは避けたい。
そこで今回は、マグネットローダー界の定番かつ最強と言えるマグネットカードケースについてレビューしていこうと思う。
Contents
視認性・手軽さ・堅牢さの三方良しのマグネットローダー
マグネットローダーはここ数年で登場した新しい保管方法だ。
それまで、特に大事にしたいトレカはスクリューダウンを使用するのが一般的だった。
だが、スクリューダウンは重い・(値段が)高い・(セットするまでの準備が)大変と完成すれば見栄えは素晴らしいものの代償が大きかった。
その点、マグネットローダーは視認性・手軽さ・堅牢さを兼ね備えたまさにうってつけの商品であるといえよう。
アルティメットガード マグネットカードケースの外観
マグネットカードケースはスクリューダウンと同様、表と裏の2枚になって構成されている。
スクリューダウンのようにドライバーでネジ固定するのではなく、上部のマグネットと下部の2つのツメをかけてカードをガッチリと固定する仕組み。
裏にあたるケース部分にくぼみがあり、そこにお気に入りのポケカを乗せて固定する。
アルティメットガード マグネットカードケースの大きさは35pt一択か
マグネットカードケースには35ptから360ptまで複数の商品が存在する。
このpt(ポイント)が何を指しているのかというと、カードを収納するくぼみ部分の深さだ。
35ptが一番薄く、数字が増えるごとに厚みが増すイメージとなる。
35ptから360ptまで、それぞれでポケカが入る枚数は変動するが基本的には一枚だけをガッチリと収納するのが目的になるので選ぶのは35pt一択だろう。
逆にそれ以上大きいサイズを選んでしまうと、せっかく収納してもカードがグラついて安定しない。
購入時はパッケージ左上に記載されている35ptという数字をよく確認するようにしてほしい。
ポケカを収納するときのスリーブの大きさは注意が必要
サイズはポケカ・遊戯王・デュエマ・MTGなどの主要カードすべてが入る内寸であり、特にサイズの大きいポケカでもゆとりがあるサイズになっている。
そのため、各カードを保管するときにはスリーブに入れることが前提となる。
このスリーブのサイズが大事で、大きすぎても上手にくぼみに入らず、小さすぎるとケースを振ったときにカードが僅かに動いてしまい傷を付けてしまう恐れがある。
ポケバンクもいくつかのスリーブを試したが、いわゆるジャストサイズと呼ばれるスリーブでも僅かに個体差があり満足する商品が少なかった。
その中で行き着いたのがKMC サイドインパーフェクトだ。
KMCのスリーブは立入れ側と横入れ型の本商品があるが、マグネットカードケースにぴったりとハマるのはKMC カードバリアー サイドインパーフェクトとなる。
まさにこの為に開発されたのではないかと疑うくらいのぴったりさで、一度使うと他のスリーブは使えないほど。
ワンタッチでカードを固定できて見栄えも完璧
マグネットカードケースに余分な部分はなにもない。
商品全体がクリアで透明感がありつつ、上下に固定用のマグネットとツメがあるだけ。
お気に入りのカードを保管した後は何度でも見返したくなるような美しさがある。
裏面も当然クリアになっているので、カードの状態はマグネットカードケースに入れたままでも確認できる。
アルティメットガード マグネットカードケースのイマイチなところ
ここまで絶賛したマグネットカードケースだが、イマイチな部分もある。
正確にはイマイチというよりは惜しい(仕方がない)部分でもあるが、やはり透明度が高い分、ケース自体の傷が気になりやすい。
ケース自体はプラスチックであるために傷が付きやすいのもあるが、その傷がカードを収納することでより目立ちやすくなるのだ。
ケースに傷が付くと、写真を見ていただいても分かるがカードの効果右下あたりに複数の線が入ってしまう。
これがケースの傷だと割り切れればよいのだが、その傷が「お気に入りのカードに付いているのかも」と考えてしまうと精神安定上よろしくない。
ポケバンクのおすすめとしては、ケースの上からもさらに保護フィルムを貼ること。
若干、視認性は下がってしまうがそこは致し方ない。
カードを湿度から守ることもでき、マグネットカードケース自体の傷も防げる。
保護フィルムは安いので、もしフィルム自体に傷が付くなど気になれば何度も貼り直せばよい。
現時点で最強のマグネットローダー
とはいえ、現時点で文句なしの最強のマグネットローダーであることに変わりはない。
手軽に収納できて、傷・汚れ・湿度からも守ることができる。
そのうえ、飾っても美しいし、いつでも手軽にカードを見ることができる。
決して値段が安いわけではないので(店頭で300円前後、ネットでは500円前後)、特にお気に入りのカードを保管するローダーとしてぜひ利用してみてほしい。